湖塩/ボリビア湖塩
塩湖(えんこ)で採れる塩を湖塩(こえん)といい、陸に閉じ込められた海水が岩塩に変化する途中の姿だと考えられます。多くは内陸の乾燥地にあり、消費地から離れているため、必ずしも塩を生産している塩湖ばかりではありません。
- ◆ボリビア湖塩
- ボリビアのアンデス山中にあるウユニ湖は、乾季は完全に干上がり、全面が塩の結晶で覆われます。この標本は、結晶した湖面を斧でブロック状に切り出したもので、現地では家畜用として流通しています。横から見える縞模様から、雨季と乾季を繰り返しながら堆積した様子がうかがえます。