たばこと塩の博物館について
墨田の博物館外観
2015年4月25日(土)、墨田区横川に移転・リニューアルオープンしたたばこと塩の博物館。
当館は、専売品であった「たばこ」と「塩」の歴史と文化をテーマとする博物館として、日本専売公社(現・日本たばこ産業株式会社)により設立され、1978(昭和53)年11月、渋谷の公園通りに開館しました。
たばこは、アメリカ大陸の古代文明のなかで、儀式用の植物として人類に利用されたことを文化的な起源とし、16世紀以降、嗜好品(しこうひん)として世界中に広まり、各地に特色ある文化が形成されました。日本へは、16世紀末に伝来し、江戸時代を通して庶民文化にとけこみ、独自のたばこ文化が生まれました。
また、塩は、生命の糧(かて)として、人類と深い関わりをもってきました。岩塩等の内陸の塩資源に恵まれず、製塩に適さない気候の日本では、縄文時代以来、海水を原料として、濃い塩水を作り、それを煮つめるという、独自の製塩技術が発達しました。
当館では、たばこと塩に関する資料の収集、調査・研究を行い、その歴史と文化を広く紹介しています。また、たばこと塩を中心としつつ、幅広いテーマを取り上げ、多彩な特別展を開催しています。
館長ごあいさつ -ようこそ、たばこと塩の博物館へ-
渋谷の博物館外観
35年間、お客さまをお迎えしてきた渋谷公園通り時代のたばこと塩の博物館。