
水パイプ・水煙具

ガラス製捻縞(ねんこう)模様水パイプ
(エジプト)
※こちらは常設しておりません。
水パイプあるいは水煙具を使った喫煙方法は、現在のトルコを中心とする中近東をその起源の地とする新しい方法で、たばこの故郷の地であるアメリカ大陸には見られないものでした。
たばこの煙を一旦水の中に通してから吸うという水パイプによる喫煙は、全く新しい発想であったのか、あるいは以前から他の用途で同じような構造の什器が使われていたのかは現在のところ不明ですが、水パイプが考案されたのは、たばこがヨーロッパにもたらされてから(15世紀末から16世紀初め)間もない頃であったとされています。
水パイプは、短期間のうちに南はアフリカ、北はロシア、東はインドから東南アジア、中国へと広まっていき、それぞれの地域で特徴のある水パイプ・水煙具が生み出されていきました。