館蔵浮世絵に見る さくらいろいろ
- 古くから日本人を魅了し続ける“さくら”の妙
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私たち日本人にとって、“花”といえば、まず桜が思い出されます。淡い色合い、整った形、満開の華やかさ。そして、すぐに散ってしまうはかなさや潔さ。桜の花は、古くから日本人の心をとらえ、季節に敏感ではなくなってしまった現在でも、春本番を告げる桜の開花は、毎年、大きなニュースとなっています。
桜は、江戸の人々にも、とても愛されていました。花見は娯楽の一つで、多くの桜名所が誕生しました。和歌や俳諧にもよく詠まれ、歌舞伎などの舞台を飾り、身の回りの品々の意匠としても好まれました。主役として脇役として、浮世絵にもっとも多く描かれた花と言っても、言い過ぎではありません。
今回の展示では、当館が所蔵する資料の中から、桜が描かれた浮世絵や、桜のモチーフで装飾された喫煙具などを紹介します。
毎年、春の訪れを実感させてくれる桜。たばこと塩の博物館で少し早いお花見はいかがでしょうか。
主 催 | たばこと塩の博物館 |
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会 場 | たばこと塩の博物館 4階特別展示室 |
開館時間 | 午前10時〜午後6時 (入館締切は午後5時30分) |
休館日 | 毎週月曜日(ただし、2月11日は開館)、2月12日(火) |
入館料 | 一般・大学生 100円(50円) 小・中・高校生 50円 (20円) ( )は20名以上の団体料金 ※満70歳以上の方は無料(要証明書) |
展示関連講演会
- 1月26日(土) 「浮世絵に描かれた桜」 湯浅淑子(当館主任学芸員)
- 2月2日(土) 「八代将軍吉宗と江戸の花名所」 太田尚宏(国文学研究資料館准教授)
- 2月9日(土) 「染井の植木屋と桜」 秋山伸一(豊島区立郷土資料館学芸員)
展示関連落語会
- 3月9日(土) 演目:「鶴満寺」「百年目」 口演:柳家小満ん
※展示関連講演会・落語会は、いずれも午後2時から1階視聴覚ホールにて開催。
参加費無料(ただし入館料は必要です)。
※定員は、先着80名(いずれも当日開館時より整理券を1名様につき1枚配布します)。
特別上映映画
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1月27日(日)
2月3日(日)、10日(日)、11日(月・祝)、16日(土)、17日(日)、23日(土)
3月2日(土)、3日(日)、10日(日) 「薄桜記」1959年作品 上映時間:110分
監督:森 一生 出演:市川雷蔵、勝 新太郎 他
※いずれも午後2時から1階視聴覚ホールにて上映。観覧料無料(ただし入館料は必要です)。
※定員は、先着80名。