渋谷・公園通り たばこと塩の博物館物語 〜35年の感謝をこめて〜
35年の感謝をこめて
たばこと塩の博物館は、昭和53年(1978)11月3日に渋谷区神南に誕生しました。以来、35年間この地で皆さまをお迎えしてきましたが、本年9月1日(日)をもって休館し、墨田区横川へ移転することになりました。「渋谷・公園通りにある博物館」として最後となる本展覧会は、ご愛顧いただいた皆さまへの感謝をこめて、当館の多彩なコレクションを見ていただけるよう企画したものです。
当館のコレクションは、「きせる」「たばこ盆」「たばこ入れ」などの伝統的な喫煙具や、江戸時代の喫煙風俗を描いた浮世絵等の絵画・版本類を中核としていますが、これらは、昭和7年(1932)に当時の大蔵省専売局によって始められた収集事業で集められたものです。この事業は、「史料館設立構想」として、たばこ関係資料を後世に伝えるとともに、社会に公開する計画に発展しました。その後この事業は、収集してきた資料とともに、戦争という危機を乗り越え、大蔵省専売局から日本専売公社(現日本たばこ産業株式会社)へと引き継がれ、当館の設立として実を結びました。この間、現在までに収集された資料は、約4万点に及びます。本展覧会では、こうした資料収集の歴史や特色あるコレクションを展示しつつ、当館の開館以来の足跡を皆さまとふり返りたいと思います。そして、墨田区にて新たに開館する新博物館の構想についても一部ご紹介いたします。
主 催 | たばこと塩の博物館 |
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会 場 | たばこと塩の博物館 4階特別展示室 |
開館時間 | 午前10時〜午後6時 (入館締切は午後5時30分) |
休館日 | 毎週月曜日 |
入館料 | 一般・大学生 100円(50円) 小・中・高校生 50円 (20円) ( )は20名以上の団体料金 ※満70歳以上の方は無料(要証明書) |
四条河原遊楽図六曲一隻屏風[初公開/2013年収集]
梨子地草花蒔絵提げたばこ盆
[紀州徳川家伝来/大蔵省専売局収集品]
◆展示関連トークショー
8月3日(土)
「たばこと塩の博物館応援団」山下裕二×南伸坊 進行:岩崎均史
8月24日(土)
「たばこと塩の博物館 35年をふり返って」半田昌之×岩崎均史
※いずれも午後2時から1階視聴覚ホールにて開催。
※参加費無料(ただし、入館料は必要です)。
※定員は先着80名(各日、開館時より整理券を1名様につき1枚配布します)。
◆企画担当学芸員によるギャラリートーク
7月28日(日)、8月25日(日)
※いずれも午後2時から4階特別展示室にて開催。