
黒漆塗り山水蒔絵屏風(びょうぶ)形手付きたばこ盆

装 飾 | : | 金銀平蒔絵一部研出(とぎだし) 全面菊花と山水 裏面梅と山水 側面七宝繋ぎ |
火 入 れ | : | 真鍮 |
灰 落 し | : | 真鍮 |
たばこ入れ | : | 蓋花平蒔絵香道具付き |
寸 法 | : | 15.3×25.9×15.5cm |
※こちらは常設しておりません。
この作品は、数あるたばこ盆の中でも、屏風(びょうぶ)形という形状の奇抜さでは、特筆できるものといえます。たばこ盆の表裏の蒔絵意匠を変えることにより、さながら背中合わせで六曲一双の屏風を立てた形状としているようです。引き出しの中には香道具が入っています。あるいは、たばこ盆の火入れや灰落しを、香道具の火入れ・灰殻入れに使用し、簡単な香合わせに利用したのかもしれません。