
たばこの起源
たばこは、ナス科のタバコ属の植物です。その植物としての起源をたどっていくと、アメリカ大陸に行き着きます。たばこを利用する風習も新大陸で生まれたものと考えられています。16世紀はじめの新大陸では、すでに数種のタバコ属植物が栽培され、利用されていたといわれています。
現在、世界でもっとも多く栽培されているたばこは、ニコチアナ・タバカムという学名の種です。これまでの研究では、ボリビアからアルゼンチンとの国境にかけてのアンデス山中に分布する二つの野生種の間に生まれた種だと考えられています。
現在、世界でもっとも多く栽培されているたばこは、ニコチアナ・タバカムという学名の種です。これまでの研究では、ボリビアからアルゼンチンとの国境にかけてのアンデス山中に分布する二つの野生種の間に生まれた種だと考えられています。

- 左:ニコチアナ・トメントシフォルミス
- 右:ニコチアナ・シルベストリス
◆ニコチアナ・タバカムを生んだ二つの野生種とその分布地域

- ニコチアナ・タバカム
