紅唐棧腰差たばこ入れ
前金具 | : | 四分一(しぶいち)金象嵌(ぞうがん) 豆狸豆腐買い彫り |
裏 座 | : | 鉄金縁 無地 |
緒 締 | : | トンボ玉 |
紐 | : | 組紐 |
筒 | : | 鼈甲(べっこう)雁と秋草蒔絵 |
寸 法 | : | 7.0×10.0cm(袋の部分のみ) |
※こちらは常設しておりません。
唐棧(とうざん)は、中世から日本では人気のあった輸入織物で、その細かい縞模様と、南の島から運ばれてきたという事から「島物(しまもの)」などとも呼ばれています。赤の発色が美しい紅唐棧は、特に好まれ、価格も高かったといわれています。このたばこ入れの紅唐棧(べにとうざん)は、二種類の生地を縫製したもので、共に人気のあった細めの縞模様です。袋の部分の大きさや、色合い、全体の造りから女性用のたばこ入れと思われます。昭和の名人と称された落語家、八代目桂文楽の旧蔵品です。