
黒棧留革提げたばこ入れ

前金具 | : | 銀 大黒と二股大根彫り |
裏 座 | : | 銀 小判に鼠彫り(兆民) |
根 付 | : | 象牙銀恵比須(えびす)弁天彫り鏡蓋(かがみぶた) |
緒 紐 | : | 銀 牡丹(ぼたん)彫り |
鎖 | : | 銀21本小豆(あずき)組 |
筒 | : | 黒棧留革(くろさんとめかわ) |
寸 法 | : | 9.0×13.5cm(袋の部分のみ) |
※こちらは常設しておりません。
棧留革の名前は、サン・トメ(インドのコロマンデル地方の呼称)から伝えられたことからこの名で呼ばれるとも、積み出し港のサン・トーマスの名前からともいわれています。細かい皺のあるなめし革で、日本では、武器武具や袋物などによく使われた輸入皮革です。
このたばこ入れは、ふんだんに棧留革を使用した、やや大きめなもので、恵比須、大黒、弁天などが登場する縁起の良い意匠でまとめられています。二股大根を女性に見立て、笑いながらそれを指さす大黒など、ちょっぴりエロチックな雰囲気を演出しています。