
菖蒲革腰差したばこ入れ

前金具 | : | 銀 牡丹(ぼたん)彫り (香川勝広) |
裏 座 | : | 四分一(しぶいち) 金 新芽彫り (鈴木美彦) |
緒 締 | : | 瑪瑙 |
紐 | : | 組紐 |
筒 | : | 木製牡丹蒔絵(池田泰真) |
寸 法 | : | 7.3×10.4cm(袋の部分のみ) |
※こちらは常設しておりません。
菖蒲革(しょうぶかわ)は、鹿革などを濃い緑色に染めたものに、白地で模様を抜いた染革のことです。菖蒲が勝負・尚武(しょうぶ)に通じることから、武器武具に多く用いられました。また、庶民にも、革の持つ色合いと滑らかさが好まれ、たばこ入れの素材としても利用されました。このたばこ入れは、全体の意匠を牡丹でまとめた洒落(しゃれ)た造りになっています。昭和の名人と称された落語家、八代目桂文楽の旧蔵品です。