
支那つづれ錦懐中たばこ入れ

鞐 | : | 海松(うみまつ) |
筒 | : | 支那(しな)つづれ錦 |
寸法 | : | 6.7 ×12.5cm(袋の部分のみ) |
※こちらは常設しておりません。
中国の清朝時代の宮廷で用いられた式服の生地(きじ)が、北方貿易により松前経由で日本に運ばれ、袋物などに用いられました。その見事な錦織の技巧や、日本にはない中国風の意匠は庶民にも喜ばれ、このような織物を支那つづれ錦(しなつづれにしき)などと呼んでいました。このたばこ入れは、意匠として最も喜ばれていた雲竜模様の部分を用いたものです。