
インド更紗懐中たばこ入れ

前金具 | : | 四分一(しぶいち) 一文字金物 |
裏 座 | : | 四分一 鞐(こはぜ) |
筒 | : | インド更紗(さらさ) |
寸 法 | : | 6.5×11.0cm(袋の部分のみ) |
※こちらは常設しておりません。
インドで作られた更紗は、大きな布地の形で日本に運ばれましたが、長崎に到着して、商人の手に渡ると、さまざまな用途に切り刻まれ、その寸法で売価が決められ売買されました。このたばこ入れは、日本人に人気のあった更紗布の周縁部(エッジ)を使用しており、江戸時代には、高額で取り引きされたたばこ入れであったと想像できます。周縁部は、他の部分に較べると、四周の周辺という限られた部分しか得られないため、いつも人気があったといわれています。