
黒漆塗り紅葉に若松蒔絵提げたばこ盆

装 飾 | : | 金銀平蒔絵・銀切金 |
火 入 れ | : | 紅葉に若松蒔絵木瓜形 |
灰 落 し | : | 紅葉に若松蒔絵六角 |
たばこ入れ | : | 紅葉に若松蒔絵 結文形たばこ箱 |
き せ る | : | 銀河骨形きせる(2本) |
寸 法 | : | 27.4×43.0×30.0cm |
※こちらは常設しておりません。
たばこ盆の原点ともいえる盆形の典型的なものの一つです。大形の器形に、付属する諸道具も全て意匠を統一して蒔絵が施されており、豪華な雰囲気を演出しています。蒔絵は金銀平蒔絵を中心に、一部に薄肉高蒔絵(うすにくたかまきえ)を施し、描かれた風景に変化を与えています。また、道具類は、その形状が個々に変化に富むものの、全体の調和が取れていて、計算された造形であることがわかります。このようなたばこ盆は、主に武家階層に好まれ、俗に「大名道具」などとも呼ばれています。